今回、生ごみゼロ生活を目指して、我が家にミミズコンポストを導入しました。
日本で購入できるミミズコンポストの購入先や書籍、お迎えしたキットの組み立て風景、我が家にお招きしたミミズさん1000匹などご紹介します。
ご覧いただけると幸いです。
ミミズコンポストとは
ミミズコンポストとは、ミミズさんに生ごみを食べてもらって、ミミズさんが出したミネラルたっぷりのフンや尿を堆肥や液肥として使う、循環型のステキコンポストです。
日本ではあまり知られていませんが、オーストラリアを中心に海外ではよく知られています。
ミミズコンポスト導入のメリット
私が特に魅力を感じるミミズコンポスト導入のメリットをご紹介します。
①台所の生ごみが減る
台所から出る生ごみをミミズさんが食べてくれます。細かくカットした野菜なら1週間ほどでほぼ形が分からないほど食べてくれます。
ゴミの日まで生ごみを家に置いておく必要がないので気持ちがよいです。
②環境に優しい
生ごみのおよそ80%は水分と言われています。
ゴミとして捨てれば、焼却するためにたくさんの燃料が必要となります。
水分を含んだ生ごみをミミズさんに食べてもらうことで、焼却炉までの運搬、燃焼に使う燃料や、燃やす際に出る二酸化炭素を減らすことができます。
③土と植物が喜ぶ
ミミズさんが出したフンには腐植物(フミン酸)がたっぷり。
植物がミネラルを吸収しやすくし、土の団粒構造を作ってくれます。
また、ミミズさんが出した尿は「ワームティー」と言って、最高の液肥になります。
水で薄めて水やりをしています。
ということで、液肥と堆肥を購入する必要もなくなります。
④手間が少ない
土に混ぜて作るコンポストと比べて、混ぜる必要がないので日々の手間が少なくて済みます。
土はミミズさんが縦横無尽にかけまわってくれることで、勝手にかき混ぜてくれます。
⑤ミミズさん可愛い
ミミズさんが可愛いです。笑
毎朝「おはよう~今日はバナナだよ~」とか話しかけながらご飯をあげています。
家族の一員のように感じて日々癒されます。
ダーウィンさんも可愛いって言ってた
ミミズコンポストの購入先
ミミズコンポストJAPANさんが運営されているサイトで購入可能です。
ミミズコンポストJAPANさんHP
https://www.mimizucompostjapan.com/
販売サイト
https://mimizucompost.stores.jp/
我が家には「ワームカフェ (本体とブランケット付属)」と「シマミミズ 約1,000匹」をお迎えしました。
自分へのお誕生日プレゼントに購入しました。
自治体によっては助成金が出ます。
検討されている方はいちど確認してからご注文いただくのをオススメします!
(注文前に申請する自治体もあるそうです)
ちなみに私の地区は助成金出ませんでした…。くぅ。
役にたった本
ミミズさんについて勉強した本を紹介します。
メアリー・アッペルホフさん著
だれでもできるミミズで生ごみリサイクル
アースワーム(ミミズ)研究会さまより購入しました。↓
http://www.sef.or.jp/earthworm/earthworm_kyozaiitiran.htm#kounyuhoho
ワームカフェお迎えしたよ
ワームカフェとミミズさんは分かれて届きました。
シマミミズさん1000匹!
お引越し先を早く用意しましょう。
中にはワームカフェ本体とブランケット、圧縮したココヤシブロックと説明書が入っています。
ココヤシは水で戻しておきます。
「本体の組み立て」と言っても部品をガチャンガチャンとはめ込むだけなので、一人で5分も経たずに完成します。
水で戻したココヤシを最上段に敷いてミミズさん投入です。
新居ですね~
絶対1000匹以上はいらっしゃいます。
家族になろうよ
ちなみにコンポストで使うミミズさんは「シマミミズさん」よく庭や畑で見かける「フトミミズさん」ではありません。
釣り餌で使うのがシマミミズさんですね。
ミミズさんは明るさと乾燥が苦手なので、ブランケットをかけます。
ミミズさんは暑さが苦手なので、おうちの北側を住居とします。
転居してしばらくは何も召し上がらないそう。
ヒトもそうだよね。環境になれるまでは時間がかかるよね。
気になるけど、蓋を開けずにそっとしておくことにするよ
明るいところは苦手
ちなみにウェルカムランチは、コーヒーかすとコーヒーフィルター、サニーレタスの残渣、段ボール、にしました。
入れられるものは、かつて生きていたものならなんでもいいだそう。
ただし、かんきつ類、ネギ類は好まないとのこと。
また、肉・魚は食べるけど、コンポストから悪臭がしてしまうので推奨しないとのことです。
キッチンから出たお肉やお魚、かんきつ類はパリパリキューブで乾燥させて土に埋めるだけ堆肥にしています。
乾燥させずにそのまま土に埋めると野ねずみさんが掘り起こしていて、図らずも餌付けになってしまうのを防ぐためです。
パリパリに乾かして土に埋めるだけでも堆肥になるよ! |
3ヶ月使って分かったデメリット
3ヶ月使ってみて、「ミミズコンポストのここがなぁ~」というところがあったのでご紹介します。
①ハエやアリさんがたかる
これは致し方ないと思いますが、ハエやアリさんがたかられます。
ハエさんにいたっては、生ごみを露出しなければ数を減らせるそうですが、いちいち混ぜる手間がいっこ増えますね。
②水分が多すぎるとカビる
水分がないとミミズさんは生きていけませんので、週に1度ほど水をかけていますが、かけすぎると生ごみがカビて緑色になりました。
お野菜から水分が出るので、もしかしたら水をかけすぎなのかな。
この辺りは使ってみて勘所を掴むしかなさそうです。
③野ネズミさんがやってきた
野ネズミさんが生ごみの香りにつられてやってきたようで、蓋にうんちがありました。
蓋には重石を乗せてあるので開けられることはありませんが、期待をさせてしまって申し訳ないキモチになりました。
まぁ、デメリットと書きましたが、さほどデメリットとも思っておりません。
埋めるだけ堆肥とか、LFCコンポスト、生ごみぼかしでも同じようなデメリットがありますしね。
3か月使った感想
3ヶ月使ってみて何の不満もありません。
今までいろんな種類の堆肥を試してきましたが、その中でもとてもライブ感ある循環生活を体験できています。
あ、あと、ミミズコンポストを導入して変わったライフスタイルがあります。
無理して完食しようとしなくなったことと、野菜を贅沢に多く使うようになったことです。
今までは、残すとゴミになるから…とかもったいない…とかいう理由で、お腹がいっぱいでも無理して食べきっていましたが、それが無くなりました。
また、野菜を収穫するときに、収穫しすぎかな?と迷うことがなくなり、多かったらミミズさんに食べてもらおう!となると、自然と野菜が足りないというシチュエーションが減ります。
結果的に食べる野菜の量や種類が多くなり、健康で豊かな食生活の一助になっていると思います。
さて、導入3か月。ほぼ毎日生ごみを入れ続けたところで最上段のトレイが7割ほどになったので、それを2段目に移動して、空の容器を上段に設置しました。
トレイの底には穴が開いており、ミミズさんはトレイ間を移動できます。
3か月ほど経つと、2段目にいたミミズさんは食べ物を求めて上段に移動し、2段目のトレイは完全な堆肥のみとなるそうです。
また堆肥化するときにご報告しますね!
コメント