ずぼらタンニン鉄の作り方

先回渋柿の皮とカイロの中身でタンニン鉄の作り方を紹介しましたが、今回は年中作れてもっと簡単にできる方法をご紹介します。

もくじ

タンニン鉄の効果

わたしが本で知った施用の効果をご紹介しますね。

タンニン鉄の効果
  • 光合成が活発になり収量が増える
  • ミトコンドリアの働きがよくなりエネルギー代謝が高まり、余剰養分が食味の向上、丈夫な身体づくりに回ります
  • 味のエグミが減る
  • 成り疲れが減って長期にわたって収穫できる
  • 殺菌効果がある
  • 土の窒素固定が高まる
  • 田んぼのガスわき・根腐れを防ぐ
  • 初期生育が遅れる

とにかく光合成が活発になるので、余剰のエネルギーが食味や収量、病気への耐性などに回されるということなんですね。

わたし

使うっきゃない

ずぼらタンニン鉄づくりの材料

お茶とスチールウール。だけです!

スチールウールは細かい鉄くずが出るので、お茶パックに包んで使っています。

スチールウールでなくても釘など鉄製のものならなんでもOK!

作り方

作り方もなにもないのですが…

お茶の粉末を水に溶かしてスチールウールを浮かべるだけです。

わたし

ずぼらですね~

2日後、色が黒くなったら出来上がり!

容器に移してできるだけ早めに使います。

6ヶ月間施用・観察してみた結果

タンニン鉄の効果を目で確かめるべく、2021年10月末から試験区を設けて観察しておりました。

左がタンニン鉄施用区、右がなし区

・施用区には自作のタンニン鉄液 100倍希釈おを週に1回・2リットル潅水
なし区にはただの水を2リットル潅水※
・地面が凍ったり、霜が降りた日は施肥なし

観察開始1ヶ月目の様子

施用区(タンニン鉄あり)

対象区(タンニン鉄なし)

草がボーボーで分かりづらいですが、ひとつひとつを比較してみると…

春菜さん。左があり、右がなし

小松菜さん。左があり、右がなし

葉緑素が増えたせいか、タンニン鉄ありの施用区のほうが葉の勢いがある気がします。(気のせい?)

6か月後

春菜さん。左があり、右がなし

左があり、右がなし

左があり、右がなし

左があり、右がなし

冬を越して顕著な変化がみられました。
葉も茎も大きく育っています。

根っこはというと…

タンニン鉄あり

タンニン鉄なし

引き抜いてみてびっくり!根っこが二価鉄ありのほうが強く張っていて抜くのにけっこうな力がいりました。

左があり、右がなし

おまけで植えたチューリップさんも違いが出ました。
1球しか植えてないのでたまたまかもしれません。

食味の違いは正直よく分かりませんでした。

エグミの出やすい葉物野菜や、実のできる夏野菜などで比較したらよく分かるかもしれませんね。

あと、両方ともヒヨドリさんたちがたくさん召し上がりました。

なので比較できない野菜もありましたが、きっとヒヨドリさんたちも同じ感想だったと思います。

ヒヨドリさん

おいしいですね~

まとめ

簡単につくれるタンニン鉄。
ぜひぜひ丈夫な植物を育てられるので作ってみてください!

動画も作ったから見てね

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