ミミズコンポストの堆肥を回収したよ
今日はたまりにたまったミミズコンポストの堆肥を回収しました。
実は、昨年の秋から調子が悪くて料理を作ることもままならなかったため、生ごみをあげることができず、ほぼ放置状態でした…(ごめんよぉ)
案の定、1000匹いたシマミミズさんはめっきり数を減らし、そのほとんどが痩せこけてしまっていました。
自分の体調が少し戻ってきたので、これからまた復活してもらえるように、せっせと住処を整えようと思います。
野菜の残渣を入れたり、コーヒーかすを入れたり。ね。
放置状態でも健気に堆肥(ミミズのふん)を作ってくれていたシマミミズさんたち。
こんなに恵みをいただけました。
卵の殻以外すべて堆肥になっています。
粘度のある堆肥は扱いやすいように乾燥させます。
ミミズさんの腸内には、ヒアルロン酸、コンドロイチンといった粘質のムコ多糖が含まれるためネバッとしているから、土に混ぜると団粒構造が作られるんですって。神秘。
(この本で学びました。)
そして、ミミズさんのおしっこは最高の液肥。ワームティーと言うそうです。
濾過して水で薄めて葉っぱや土にかけます。
栄養・ミネラルはもちろん、様々な菌類が含まれるため、土中の菌の種類を増やすことができ、肥料や農薬を減らすのに一役買ってくれます。
新しいお庭では、ミミズさんの力を借りて無農薬・低肥料で維持するつもりです。
(ちなみにワームティーが黒々しいのは、コーヒーかすをたくさん入れているからです)
堆肥からミミズを救出する
「ミミズコンポストの堆肥を回収」と一口に言っても、堆肥に埋もれたミミズさんを救出する作業があります。
しなくてもいいのですが、ミミズさんは家族なのでミミズさんを1匹でも救出します。
朝から日暮れまでひたすら救出する作業をしていたら、いろんなことを考えました。
家の前の道には、たくさんの働く車が通ります。
運送屋さんや卸業者さんのトラック、プロパンガスの車、製薬会社の車。
そして、この同じ時間。子育てを頑張っている友達がいて、辛い仕事も頑張る身内もいる。
みんな頑張っている。誰かのために生きている。
私は子もおらず、仕事にも就かず、埋もれたミミズを探している。
みんなが社会に貢献しているまさにこの時間、私は埋もれたミミズを探している。
血眼になって探している。
社会への貢献どころか、これは何の役に立てているのか、いや、ない。誰の役にも立ててない。
情けないような、世間に申し訳ないような、切ないキモチに押しつぶされそうになりました。
ミミズさんを回収しながら生きる意味を自問自答していました。
ちなみにミミズさんは200匹くらいは救出しました。
おごり高ぶり
涙で枕を濡らしながら、一夜を越えました。
で、よくよく考えたら「私が誰かの役に立つ」なんてことを考えること自体がおごり高ぶりなんじゃないかと思いました。
もう、割り切って、開き直って、私は誰かのために生きてない!ミミズさんと土の微生物さんと野生動物さんのために生きるんだ!って思うようにします。
頑張っている人に申し訳ないキモチは一旦置いといて、夢中にやれるだけやってみようと思います。
シマミミズの返礼品
岐阜県郡上市のふるさと納税の返礼品にシマミミズさんがあるのを知っていますか?
テルオさんのみみず
旦那さんに打診してみましたが案の定却下されました。
自力で増やしてやるからな~!待っててね~!
待ってますね~!
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