8月に小松菜さんの種をまいて、11月上旬まで7種類の肥料・液肥の比較実験を行いました。
面白い結果が出たので、見てやってください✊️
実験に参加する肥料・活力剤のご紹介

以下の7種類のお水を使って水やりをし、それぞれ生育の違いを見ます。
- 水道水
- ナノバブル水
- ハイポネックス原液 500倍(週1)
- ハイポネックス原液 1000倍(週2)
- ミミズ液肥 10倍(週1)
- HB-101 1000倍(週1)
- 光合成細菌 250倍 + えひめAI 250倍(週1)
ナノバブル水

ホースリールにカチッと取り付けるだけでナノバブル水が作れるという商品。
これで効果があったら手間もかからず最高。
ナノバブル水とは
0.001mm以下の極小の気泡をナノバブルと呼びます。普通のミリ単位の水の泡とちがって、水中に溶け込んで皮膚や食器のすみずみまで行き届き、細かな汚れと付着して落とす作用があります。
ナノバブルは水中に長期間留まり、溶存酸素量を増やします。これにより、植物の根が酸素を効率的に吸収し、成長が促進されます。ナノバブルの表面はマイナスに帯電しており、プラスに帯電した栄養素を引き寄せ、植物細胞に多くの栄養素が届けられ、細胞が活性化されます。さらに、浸透性が高く、硬い土壌にも染み込みやすくなります。これにより、植物に効率的に水分や養分を供給できるようになります。
でもちょっと怪しい⋯。(ごめんなさい)
過信も不信もしないがモットー。
実際にこの目でその効果のほどを確かめたいと思います✊️
ハイポネックス原液
言わずと知れたハイポネックス原液。
ガーデナーのみなさんなら1本おうちにあるのではないでしょうか。
こちらを規定通りの希釈(500倍)を週に1回。薄め希釈(1000倍)を週に2回。
どんな差があるのか見てみます。
また、ミミズ液肥との比較も見てみます✊️
ミミズ液肥
ミミズコンポストから抽出した液肥です。


肥料濃度は入れるご飯によって変わるので、何倍希釈が正解。とは一概に言えません。
今回の実験では10倍希釈をしてみて、どんな効果があるのか見てみます。

HB-101
こちらもガーデナーならご存知。HB-101という活力剤。
メーカー推奨は1000倍〜10,000倍。1リットルに1mlという驚きの希釈倍率です。
園芸を始めた当初は、どのホームセンターに行っても大々的に宣伝されている「植物由来の天然成分」という謳い文句に怪しさを感じていました。(ごめんなさい)
主成分は、スギ、ヒノキ、マツ、オオバコといった天然植物を熱して抽出した蒸留物が主成分とのこと。
それが樹皮なのか葉なのかなどは非公開で、これも怪しさに拍車をかけてしまっています。(ごめんなさい 2回目)
成分は公開されています。↓
https://www.hb-101.co.jp/products/detail/148?srsltid=AfmBOopPK5xtdpvNEA2X2kFUtsHG1lC7O0s4iKqiNSpJThXHfFyM8DII
窒素分は97mg/L。1000倍に薄めたら、無視できる量ですね。
純粋な活力剤としての効果が試されます。
動画で知ったのですが、HB-101は「Happy Bio 100%以上の満足」という意味らしいです。(へぇ〜!)
光合成細菌とえひめAI


どちらも家庭で簡単に培養できる菌液です。
光合成細菌は、ドブにいる赤い菌で35億年前から存在する身近な菌です。
根の周りの微生物バランス改善、有機酸・アミノ酸の供給、弱った根の回復をサポート、土壌改良効果などがあります。
えひめAIは、愛媛県産業技術研究所の曽我部義明さんが開発され、製法を一般公開されている菌液です。
中身は、乳酸菌・酵母菌・納豆菌から作られる菌液です。
微生物が有機物を分解して土壌をふかふかにし、pHの調整・病原菌の抑制、酵母によるビタミン・アミノ酸の生成などの効果があります。
どちらも即効性の肥料というよりも、土作りの手助けとして一役買ってくれるものです。

実験結果
さて、約3ヶ月せっせと施用をした小松菜さんたちをご覧ください。

水道水 vs ナノバブル水


えぇー!!😳
ナノバブル水でこんなに差が出ました!
わたし怪しいとか言ってごめんなさい
根や土に酸素を送るって大切なんですね。
ちょっとお高いけど、半永久的に使えるのでこれは買って損はないかと思いました。
ハイポネックス500倍 vs ハイポネックス1000倍(週2)




規定量を規定通り(週1で500倍希釈)にあげたほうが生育がよかったです。(11月上旬)
でも、暑さ厳しい9月上旬では⋯


ハイポネックス1000倍を週2であげたほうが勢いが良かったです。
これは、暑さのせいで土中の水分の蒸散が速くなり、鉢のなかの肥料濃度が高くなってしまい、浸透圧で根が肥料やお水を吸えなかったせいだと考えられます。
暑い日→薄めを回数多く
それ以外→規定通り
これが良さそうですね☺️
ちなみに、水のみと比べた結果はこちら👇️





窒素肥料だいじ。
ちなみに、モンシロチョウさんが卵を産んで青虫さんが一番ついたのがハイポネックスでした。
勢いがいいからなのか、葉が柔らかいからなのか、窒素が多いからなのか、色なのか⋯。
肥料なし vs ミミズ液肥




こちらもはっきり結果が出ました!
ミミズコンポストから出る液肥には肥料分がしっかり含まれていることが分かって嬉しいです☺️
そして希釈濃度10倍でも問題なく生長することが分かりました。
ちなみにミミズ液肥原液であげた実験を予備のポットでした結果がこちら👇️


これまたびっくり!👀
めっちゃ生長しとる。
さきほども書きましたが、ミミズ液肥の肥料濃度は、ミミズさんに与えるご飯によって決まります。
我が家で出る生ゴミや段ボールの投入パターンだと、原液でも問題なさそうです。
ちなみに、ミミズ液肥とハイポネックスを比べた結果がこちら。👇️


断然ハイポネックスのほうが生長が著しいです。
100%有機肥料を使うか、化成肥料を使うか。これは使うヒトの思想しだいって感じですね。
私は菌や微生物が好きなので、ミミズ液肥を使おうと思います✊️
肥料なし vs HB-101




疑って本当にごめんなさい!!
これはすごいです!👀
1000倍希釈でこの違い。何がなんで効いてるのかわからない世界です。
でも、アーユルヴェーダもヨガも漢方薬もそうですが、なんで効いてるのか分からないけど、結果、いい。みたいなものって世の中にたくさんあるよね。
そういうものを排除せずいろいろ試してみると世界が広がるのかなと思いました。
肥料なし vs 光合成細菌+えひめAI




これまたびっくりな結果でした。👀
光合成細菌とえひめAIをあげたポットのほうが生長が鈍かったんです。
以前畑で実験した際は、明らかな違いがあったのに⋯。👇️


なんで畑では功を奏したのに、今回は逆の結果になったのか自分なりに推測してみました。
鉢のように土の量が少ない環境では、光合成細菌やえひめAIで増えた微生物が、土の中の窒素や酸素を消費してしまい、植物が使える分が減ったのかもしれません。
畑のように土量が多い環境では、微生物の影響が土全体に拡散されるため、こうした「微生物の消費によるマイナス」が出にくく、むしろ土壌改良としてプラスに働いたんだと思います。
また、えひめAIは酸性なので、じわじわと鉢のなかのpHが酸性に傾いて生長が阻害されたのかもしれません。
飽くまで推測です。
光合成細菌とえひめAIは活力剤というより土壌改良として露地で使ったほうが良さそうですね。
まとめ
今回の結果を踏まえて、「鉢で育てる場合、ナノバブル水にHB-101とミミズ液肥を入れる」というのが私のなかでベストな方法となりました!(2025年11月16日時点)
最後まで読んでいただきありがとうございました!










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