リッププランパー
リッププランパーなるものが世界中で流行っていると小耳に挟んだ。
美容意識が底辺の私が知るはずもなく、調べたところけっこうセンセーショナルな商品だった。
リッププランパーとは、カプサイシンやミント由来の成分が含まれるリップ。腫れたり血色をよくしてぷっくりした効果があり、つけるとピリピリする。
わたしふぁ!?!?
もう、ちょっとした怪我ですやん。
で、思い出したんですが、先日読んだ本の一節にこんなことが書いてありました。
ヴィクトリア時代では、結核患者のように病的に青白く透き通った肌が流行っていて、耳の裏に医療用のヒルを飼って吸い付かせて血を抜いていた。と。
いやいやいやいやい。やい。
ないわー。って思ってたけど、よくよく考えたら唐辛子で肌を赤くして腫らすのと、ヒルさんに血を吸わせて顔を白くするのって、やってること同じだよなって。
リッププランパーを行き過ぎた現代の資本主義とルッキズムの塊みたいな商品やと思いましたが、やってることは190年前から変わってないことに驚きます。
なんでそんなに顔面をよく見せたいのか考えてみた
哲学者たちによれば、化粧という行為が大昔からされていたのにはこういう理由があるらしいです。
「化粧をするリスクを背負っても生き残れるほど遺伝的に生き残れるほど優秀で強く、財力と社会的余裕がある」という異性にアピールするシグナルとして機能しているため。
おもしろっっ!!
孔雀の羽も同じ理論らしいです。あんなに外敵に狙われやすくてもろい、明らかに生存に不利なハンディキャップをあえて持つことでメスにアピールするというね。
みんなモテたいのね⋯。
まぁ、確かに、髪の手入れが行き届いていて、化粧をして顔にノイズがない人は、特にビジネスの面で「しっかりしてそう」という印象を受けるもんね。それはそう。
でもさ、実際に朝お化粧をしたり髪を整えたり、そこにリソースを割かない人のほうが、物理的に余裕はあるよね。
空いた時間はおひさまの下でコーヒー飲んだり、本読んだり、人から見られないところを鍛えたりさ。
なんかおもしろいパラドックスやなと。
何も手入れしていない人のほうが圧倒的に余裕があるのに、社会的な印象は逆転するという。
あ、ちなみにアンチ美容じゃないです。生存に何も必要のないことに余剰にリソースを割くことが、社会的な評価に直結するなら、したほうがいいよ。
見えない余裕👀
この前従姉妹が教えてくれたんだけど、バブルで浮かれていた大学生の頃、気になる男の子から友だち伝いに「あの子気になるから、紹介して」と言われたらしく。
気合を入れて普段しないお化粧と、前髪ギュイーンって後ろに巻く例のバブルの髪型をしていったら、「なんか君もそういうことする人だったんだね。普段の君が良かったのに」っと言われて玉砕したと。
いつの時代も見た目だけで良し悪し決めない人いるよ!って話でした。
加えて、見た目の美しさより、内臓の美しさと面白さが優勝するという話でした。


ちなみに、サムネはいつまでもうまくならないカプチーノです。タスケテ










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